Skip to content

San PietroLAB Cosmetics:植物由来の発想と現代的な処方技術を融合するイタリアのプロフェッショナルコスメ

2026年08月26日

San PietroLAB Cosmetics:植物由来の発想と現代的な処方技術を融合するイタリアのプロフェッショナルコスメ

San PietroLAB Cosmeticsは、イタリア・リグーリア州Diano San Pietroに拠点を置く化粧品ラボです。プロフェッショナル向けスキンケアを中心に、エッセンシャルオイル、植物オイル、植物エキス、ウェルネス関連製品、そしてタトゥーを施した肌のための専用スキンケアを展開しています。

公式サイトでは1979年から続く経験と情熱をブランドの背景として紹介しています。一方、LinkedInの企業プロフィールでは現在の会社の設立年を2012年としています。そのため、1979年は現在の法人そのものの設立年というより、ブランドが受け継いでいる処方・美容分野での経験の起点として理解するのが適切です。 

San PietroLABの強み

San PietroLABを特徴づける最大のポイントの一つが、天然エッセンシャルオイル、植物オイル、植物エキスを重視した処方哲学です。植物由来成分は単なるイメージづくりではなく、製品開発そのものの重要な基盤として位置づけられています。

もう一つ重要なのが「シナジー」という考え方です。アンチエイジング、脂性肌、ボディケアなどの固定されたシリーズだけで施術を完結させるのではなく、目的の異なる製品を肌状態に合わせて組み合わせる方式を採用しています。

これにより、美容のプロフェッショナルは顧客一人ひとりの肌質やコンディションに応じて施術プロトコルを調整できます。限られた製品をさまざまに組み合わせられることは、サロン側にとっても大きなメリットです。 

San PietroLABはまた、一般消費者向けだけではなく、明確にプロフェッショナル市場を重視しているブランドです。エステティックサロン、SPA、薬局、タトゥースタジオなどを対象としており、第三者ブランド向けの化粧品プロジェクト開発についても発信しています。

製品だけでなく、施術プロトコル、ウェビナー、技術教育を提供している点も特徴です。つまり、単品の化粧品販売ではなく、製品をどう組み合わせ、どのようにプロの施術へ取り入れるかというノウハウまで含めたビジネスモデルだといえます。 

製品群には、プロフェッショナルエステ向けのエッセンシャルオイルライン、植物療法的な考え方と現代の化粧品研究を組み合わせたBeauty Line、ケアとウェルネスを意識したI Fito、タトゥー肌専用のMust Tattoo Skincareなどがあります。Beauty Lineについては、ブランドがパラベン、パラフィン、ペトロラタムを使用しない処方であると説明しています。 

どのような人に向いているのか?

最も明確なターゲットは、エステティシャン、美容専門家、ビューティーサロン、SPAなどです。決められたルーティンではなく、顧客の肌状態に合わせて施術内容を組み立てたいプロフェッショナルとの相性が良いブランドです。

特にエッセンシャルオイルや植物由来成分を施術へ積極的に取り入れたい施設にとっては、San PietroLAB独自のシナジーという考え方が魅力になります。

もう一つの重要分野がタトゥーケアです。San PietroLABのブランドであるMust Tattoo Skincareは、プロのタトゥーアーティストとの協力によって2015年に誕生しました。タトゥー施術中のプロフェッショナル用途から、その後のスキンケア、長期的なメンテナンス、保護までを想定しています。そのため、タトゥースタジオだけでなく、タトゥーを持つ一般ユーザーも対象です。 

ホームケアに適した製品もあります。最近の情報では、BLU Protectiveは成熟肌、くすみや乾燥が気になる肌向け、LIPO Gialloは皮脂や肌の不均一感が気になる肌向け、REDERMはキメの乱れ、目立つ色ムラ、年齢サインなどを意識した製品として紹介されています。これらはメーカーによる化粧品としての位置づけであり、皮膚疾患の治療効果を意味するものではありません。 

2026年の最新動向

2026年のSan PietroLABは、製品・プロフェッショナル施術・教育を一体化する動きをさらに強めています。

1月から2月にかけては、Metodo LongeVieのフェイシャルメソッド「RIGENERA」の施術ステップを紹介。マンデル酸、グリコール酸、サリチル酸を含む製品を肌状態に応じて使い分けるプロ向けプロトコルなどが発信されました。

4月から5月には、REDERM Cream、Rigenera Cream、Eudermica Mask、LIPO Gialloなどが重点的に紹介されています。5月11日にはBLU Protective Face Creamを取り上げ、UV、酸化ストレス、デジタル機器によるブルーライトなどを意識したデイリーケア製品として位置づけました。

同時期には、ニキビができやすい肌への美容アプローチやセルライトに関連するプロフェッショナル施術についてのウェビナーも開催されており、教育型ブランドとしての方向性が明確になっています。 

タトゥー分野でも活動が続いています。現在確認できる比較的新しい公開情報の一つとして、2026年6月6日にMust TattooとFamily Affair Milanoのコラボレーションが発表されています。スキンケア製品だけでなく、タトゥーカルチャーそのものとの関係を深める動きと見ることができます。 

またSan PietroLABは以前から海外の美容専門家との交流も進めています。2024年にはDiano Marinaで、エストニア、リトアニア、フィンランドから美容専門家が参加するイベントを開催し、エッセンシャルオイルやプロフェッショナル施術プロトコルを紹介しました。 

マスマーケットとは異なる専門メーカー

San PietroLABは、大手一般消費者向けブランドと同じ市場で競う化粧品ブランドというより、専門性の高いイタリアのプロフェッショナルコスメメーカーとして見ると、その特徴がより明確になります。

植物由来成分とエッセンシャルオイルへのこだわり、Made in Italyの生産、柔軟な施術プロトコル、そして美容やタトゥー分野の専門家との距離の近さが主な強みです。

一般ユーザーにとっては専門的なホームケア製品が魅力ですが、エステサロン、SPA、タトゥースタジオにとってのSan PietroLABの価値はさらに広く、製品だけでなく、処方ノウハウ、施術方法、教育までを組み合わせて提供している点にあります。

ニュース一覧へ戻る